2010年4月16日金曜日

映画「コーラス」

子供たちが先週見た映画を、私も見ました。

手がつけられない子供たちばかりを暴力で押さえつけている学校に、新しく赴任してきた先生が歌を歌わすことで変化をおこしていく。

合唱ってすごいな・・ひとつに繋がる感覚がよくわかります。それを指導する先生も素敵。とても人間らしい。音楽家になりたかった夢を捨てず、子供たちに指導していくことに情熱を注いで子供たちの心を摑んでいきます。子供はとても純粋です。大人より経験が少ないだけで、心は敏感に感じています。大人が隠していることも見抜く力を持っているのです。

印象に残ったのは、先生が学校を去る場面。校長先生に子供たちとのお別れを許されず、一人寂しく校舎を出ると、たくさんの紙飛行機にメモと名前。窓からは、たくさんの手だけが見えます。部屋からは歌声が聞こえ、だんだんと大合唱。子供たちは先生が大好きで、本当に感謝しているのを感じました。

ホピ村の自由学級も、子供たちは先生が大好き。叱られることも突き放されることもあるけれど、先生はいっつも本気。どれも楽しんで、そのまんまで子供とつきあいます。そばで見ているとその姿勢に気付くことはたくさんあります。ちゃんと向き合い、認め、ともに楽しみ、今を生きること。私たちも生き生きと輝いて、その姿を子供たちに見せていけたらいいなあと思います。あんな大人になりたいと思ってもらえるように。

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